1月 25, 2011

ペイパル

ってみなさんご存知でしょうか?

めちゃくちゃ簡単に言うと、海外で広まっている電子マネーみたいなものです。

それが去年頃から日本に本格進出してきていて、僕が密かに注目している決済方法でもあります。


日本では法律の問題や昔からの商慣習で広まりにくいと言われている決済方法のようですが、上記の障壁が解消(抜け道?)されれば、お財布ケータイなんかが広まっている日本人の間にも普及するとみています。


さて!なぜ僕が注目しているかと言いますと、これが流通業界のグローバル化には欠かせないものと考えているからで、流通業界のグローバル化とは世界中の「モノ」(モノを媒介とした文化も!)がEメールを送るかのようにやりとりができるということだと思います。

itunesで音楽を買うみたいに世界中のモノが買えるようになるってかんじでしょうか。

きっと、巨大資本はこのようなツールを使って自分たちのモノ、文化で濁流のようにかつ、人の良さそうな顔をして、小さなローカルな資本の文化を押し流そうとすることでしょう。

しかし、このツールは使い方次第でローカルな文化と文化を直接結びつけることができるツールでもあると思います。

今まで大手資本を介さなければできなかったような途上国からの輸出が現地の人主導でもできるようになるわけです。

海外への輸出に際し、実務上現地の人に必要なものは「パソコン」「ペイパルアカウント」「語学のスキル」それから、「営業スキル」といったところでしょうか。

パソコン、ペイパルアカウント、語学のスキルは現地の人でも得ることはできると思うのですが、営業力、お客さんを見つけて、買ってもらうことは、現地の人主導では難しい。

おそらくここに大手資本がつけこんでくるのでは。

それに対し消費者の立場として何ができるのでしょうか?


今までは大手資本の営業力、通貨決済力で牛耳られていた途上国の製品ですが、ペイパルの出現によって僕達日本人でも世界各地それぞれの通貨で売られている現地の製品を、大手資本の仲介なしに、家に居ながらにして日本円で買うことができるようになるわけです。

十数年前からフェアトレードという言葉があり、日本でも知られてきているものと思いますが、現地の人から直接買うというのは、究極のフェアトレードといってもいいかもしれません。

僕が言いたいことは、自分が稼いだお金を何に使うかということはとても大事な事で、資本主義の考えでは、その人の価値観そのものと言ってもいいかもしれません。(もちろん、人間それだけで生きている訳ではなく、あくまで現実に世界の大半を覆っている資本主義の中での話です)

日本という国は、国内では日本円で経済が回っていて、コミュニケーション方法は日本語という時代が昔から続いてきました。

消費者からすれば、海外製品を買う場合でもすべて日本語と日本円で買っているわけです。

しかし、これからはそれは一つの選択肢であって絶対にそうしなければいけない訳じゃなく、生産者から直接買うという選択肢もあるので、自分で考えて自分にあった買い物をしようぜ!って感じです。


日本ならばパソコンと現地語(か英語)が買い物ができる程度に使えれば、現地の人から直接買うという究極のフェアトレードが個人レベルでもできる時代なんだということを知ってほしいのです。

当然、思っていたより品質が悪いだの騙されただの、というように感じることもあると思います。もしそう思ったなら次から買うのをやめればいいと思います。

きっと、いろんな人のレビュー読むなり、情報を集めてだんだん自分にあったいい買い物ができるようになってくるでしょう。

お金を使うということは、エネルギーの受け渡しであり、使い方によっては諸刃の剣にもなりうる訳です。
だからこそ、慎重に、自分のお金(エネルギー)はどう使いたいのか、自分のお金(エネルギー)が誰の手に渡るのか、それは自分の本当に望んでいることなのか、よーく考えて使うべき時代が来ているのではないでしょうか。

おしまい

1 件のコメント:

  1. このほかにもグアテマラの人たちが何か起業をするというなら知っておいたほうがいいものがあります。

    キバ・ドット・オルグ(Kiva.org)
    http://www.kiva.org/

    これについては私がかつてコラムを書いたことがありますので参考までに
    http://carlos.cocolog-nifty.com/today/2007/02/post_e682.html

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